日本一広い町「北海道・足寄町」
- tokyosalamander
- 7月11日
- 読了時間: 3分
2025年7月8日(火)、北海道の足寄(あしょろ)町で研修医として勤務している新井さん(佐野高校科学部OB)から、見どころ満載の「足寄町レポート」が届きました。

日本一広い町「足寄町」
北海道東部、十勝の北に位置する足寄町。その面積は約1408㎢と、日本の「町」としては堂々の全国一の広さを誇ります。栃木県で最も広い日光市(約1450㎢)とほぼ同じくらいの面積です。

気候は、寒暖差が激しい内陸性気候。夏には35℃を超えることもあれば、冬には氷点下30℃にまで冷え込むこともあります。人口は約6000人、牛は約26000頭。広大な町の約83%は森林に覆われ、丘陵部で酪農・畜産が営まれています。
かつては、町を南北に貫いて「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」(旧国鉄池北線)が走っていましたが、2006年に惜しまれつつ廃止されました。その主要駅だった足寄駅は、今では、道の駅「あしょろ銀河ホール21」として賑わっています。また、当時の駅舎が復元されています。

↑道の駅「あしょろ銀河ホール21」と足寄駅の「復元駅舎」
足型の町「足寄」
足寄郵便局前の道路には、約7000枚の足型が敷き詰められています。これが「足型ロード」です。「足寄」という町名にちなんだユニークな演出で、芸能人や著名人の足型ばかりではなく、数千円で自分の足型を残すことができます。

↑「足型ロード」には大量の足型が埋め込まれています。
「足」つながりで、栃木県足利市や栃木県旧足尾町(現日光市)から訪れた方の足型も、たくさん並んでいます。
足寄町の有名人「松山千春」
この町の有名人といえば、何と言っても松山千春さんです。道の駅内には、松山千春さんの記念展示コーナーも設けられており、ファンにとってはまさに「聖地」です。歌碑のボタンを押すと、代表曲「大空と大地の中で」が流れます。https://youtu.be/H9Au1C_1Ilg

↑道の駅内の松山千春「特別展示コーナー」

↑松山千春さんの実家(一般の民家ですが、観光名所になっています。)

あしょろ観光協会「足寄町観光ガイドブック」より あしょろ観光ガイド2021
日本一大きな「ラワンぶき」
上の写真で、松山千春さんが手にしているのは何でしょう?
そうです、足寄を語る上で忘れてならない「ラワンぶき」です。
町内を流れる螺湾(らわん)川に沿って自生するフキで、その高さは2 m以上、茎の太さは約10 cmと、人の背丈を優に超える、日本一大きなフキの王様です。地元のスーパーや直売所では、新鮮なラワンブキが手に入り、煮物や炒め物などで味わうことができます。見て楽しい、食べて美味しい、足寄の自然が育てた緑の巨人です。
日本一広い町、足寄町。その広さには、ただ広いだけではない、発見と驚き、そしてあたたかさが詰まっています。「足を寄せてみる」だけで、新しい旅がはじまるかもしれません。次の旅先に、足寄を選んでみませんか。
以上、新井さんからの「足寄町レポート」でした。
楽しいレポート、ありがとうございました。
次回は、足寄町の「美味しいものレポート」を期待しています。




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