群響「アルプス交響曲」
- tokyosalamander
- 4月19日
- 読了時間: 2分
2025年4月19日(土)16時から高崎芸術劇場で、群響第607回定期演奏会が開催されました。群響創立80周年シーズン開幕にあたり、群響がより高みを目指す山に因み、常任指揮者の飯森範親さんによる「アルプス交響曲」などが演奏されました。

今日のプログラムは、
池辺晉一郎:3776mの年代記-オーケストラのために(2003)
ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
R.シュトラウス:アルプス交響曲
でした。
1曲目は富士山、2曲目はベルク(山)、3曲目はアルプス、と、山をテーマにプログラミングされていました。

今日の聞き物は、やはりR.シュトラウスの大曲「アルプス交響曲」でした。
1曲目と2曲目は、指揮者用の譜面台が置かれていましたが、2曲目終了後の休憩時間に、譜面台はかたずけられました。1時間近い大曲ですが、指揮者の飯森範親さんは、暗譜で指揮されていました。飯森さんにとって、アルプス交響曲は何度も演奏されたことのあるお得意の曲目のようです。
飯森さんの自信にあふれた指揮ぶりと、それに応える群響の名人芸ががっぷり四つに組み、充実した音楽が繰り広げられました。一切のミスはなく、しかも伸び伸びと楽しそうに演奏する群響の姿から、さらなる高み(山)を目指す群響の心意気が伝わってきました。さらに、ブラヴォーの声が飛び交う熱烈な声援も、地域から愛される群響の姿を象徴していました。


いつもは、前から5列目中央の席で聴いているのですが、今回は大編成の曲なので、26列目の中央の席で聴いてみました。ここからだと、今どの楽器がどんなふうに演奏されているかがよくわかりました。音のバランスも聴きやすかったです。なお、26列目(A席)は、S席の一列後ろなので、コスパも最高でした。
今回も、素晴らしい演奏会でした。
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