top of page
IMG_4274.JPEG

​身近な風景

里山を彩る「ヤマユリ」

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 20 分前
  • 読了時間: 2分

2026年7月20日(日)、栃木市岩舟町小野寺。夏の里山で見頃を迎えたヤマユリ。白い花びらに黄色の筋と赤褐色の斑点、そして濃厚な甘い香りが特徴です。7月中旬から咲き始めました。

ヤマユリ(学名:Lilium auratum)は、日本を代表する野生のユリで、「ユリの女王」とも呼ばれるほど美しく、大型で香りの強い花を咲かせます。日本固有種で、東北地方から近畿地方にかけての山林や林縁に自生しています。

ヤマユリは成長が遅い植物です。


種が発芽してから地上に芽を出すまで約2年、さらに花を咲かせるまで数年以上かかります。株が古くなるほど球根が大きくなり、一つの茎に10輪以上もの花を咲かせるようになります。

一株に十数輪もの花を咲かせる姿は圧巻です。


これだけたくさんの花が咲くと、花の重さは相当なものになります。よく見ると、支柱を立て、紐で茎を吊り下げて、倒れないようにしてあります。


実は、こうした管理をされているのが、この土地の所有者である川島さんです。

川島さんは、佐野高校科学部がトウキョウサンショウウオの保全活動をしている産卵地の所有者でもあり、保全活動にも協力していただいています。


たまたま7月11日(土)に産卵地を見に行った帰り、川島さんと出会いました。「ヤマユリが咲き始めましたね」と言うと、「切ってやるから持ってきなよ」と、おもむろにヤマユリを何本か切ってくれました。

「ヤマユリは昔から自生しているのですか」と聞いてみると、「これは俺が何十年も前に種を植えたんだ。それがここまで大きくなってるんだ。」と教えてくれました。


いただいたヤマユリは、2日後、小学校の教室の中で開花し、甘い香りを漂わせました。


何十年もの歳月をかけて育ち、夏のわずかな期間だけ見事な花を咲かせるヤマユリ。


その美しさの陰には、自然の営みだけでなく、それを大切に見守り続けてきた人の思いも息づいていたことを、この夏、初めて知りました。


 
 
 

コメント


身近な風景

©2023 身近な風景。Wix.com で作成されました。

bottom of page