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​身近な風景

美味しいもの見聞録②

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 6月12日
  • 読了時間: 3分

更新日:6月29日

2025年6月12日(木)、足利市通2丁目にある「きよ水」で、一押しの「ソースかつ重」をいただきました。

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ちょうど前日、足利市内のフリーペーパーのライターの方に出会い、足利で一押しの「ソースかつ丼」はどこかと聞いたところ、「きよ水」は別格だと教えていただきました。

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「きよ水」は、足利学校や鑁阿寺にほど近い場所にあります。足利学校右の太平記館駐車場に車を置いて、徒歩で10分くらいの距離です。白い壁の小ぎれいな佇まいを見せています。

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昼の営業時間(11時~2時)ギリギリの1時半頃だったので、お客さんはおらず、女将さんが後かたずけをしていました。


「もう終わりですか」と聞いてみると、「ソースかつ重ならできます。」という答えが返ってきたので、迷わず「ソースかつ重」を注文しました。女将さんの話では、「ソースかつ重」が有名になり、遠方から、わざわざ食べにくる方もいらっしゃるそうです。そのせいか、足利では数少ない「ソースかつ重」の専門店という感じになっているようです。


注文を受けてから、奥でカツをあげてくれます。パチパチと油がはねる音が聞こえてきました。10分くらいして、「ソースかつ重」が運ばれてきました。

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大きなカツが3枚載っています。一番上にあるのが、岩手県産の地鶏の胸肉で、下の2枚はヒレカツだそうです。全部同じ味だと飽きてしまうからという理由で、この組み合わせになったそうです。

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胸肉のカツは、衣はサクサク、中はジューシー、という食レポがぴったりくる食感で食べ応えがありますが、どこまでも軽い口当りです。


ヒレカツの方はよく見ると、衣の付き方や揚げ方がちょっと違うようです。ひと口かじると、肉が赤みを帯びているので、見た目でも違いはわかりました。しかし、胸肉のカツと同様に、揚げたてのカリカリ食感と肉の柔らかさが、さらに食欲を引き立ててくれます。


甘辛いソースは、足利産のソースではなく、いくつかのソースをブレンドしたオリジナルソースだそうです。同じソースですが、それぞれの肉との相性で、複雑な味を引き出しています。味が何層にもなっていて、繊細な感じがしました。ちなみにお米はコシヒカリでした。


なるほど、ライターさんが言っていた「別格のおいしさ」という言葉に納得しました。しかし、女将さんは、うちが一番とは思っておらず、お口に合えばいいんですが、と控えめでした。


女将さんのこだわりとしては、うちは「ソースかつ丼」ではなく「ソースかつ重」とすることで、ワンクラス上のものをお出ししているという自負が伝わってきました。確かに、「ソースかつ丼」には、一気にかっこみ、食を満たすというイメージもありますが、「かつ重」と入れ物が変わっただけで、何となく上品に味わいを楽しむというイメージになってきます。「うな重」といっしょかもしれません。不思議ですね。


今年で創業45年目になるそうです。以前は他にもいろいろ出していたそうですが、コロナ以降、「ソースかつ重」人気に火が付き、これを目当てに食べに来てくれるお客さんが増えたそうです。私の他にお客さんもいなかったので、問わず語りにいろいろとお話を聞かせてくださいました。


足利には他にもおいしい「ソースかつ丼(重)」のお店があると思います。改めて、食べ比べてみたくなりました。まずは、皆さんも「きよ水」の究極の「ソースかつ重」を是非ご賞味ください。

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