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​身近な風景

美味しいもの見聞録⑦

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 7月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:7月26日

2025年7月21日(海の日)、今日も猛暑日でした。日光天然氷のかき氷が有名な甘味処「菊水苑」(佐野市堀米町)を職場の同僚しのピーさんと訪れました。菊沢川沿いのカウンター席で、清流を眺めながら食べる「かき氷」に身も心も癒されました。この時期ならではの最高に「美味しいもの」でした。

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私は、びわシロップのかき氷を注文しました。シロップは、100mlのビーカーに入っていました。なぜビーカーなのかはわかりませんが、きっちりシロップの分量を量るには、これ以上のものはありません。

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しのピーさんは、みかんシロップのかき氷を注文しました。

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シロップを上からかけると、かき氷に溶け込むように吸い込まれていきます。急いで口にすると、びわシロップの深い味わいと柔らかい絹のようなかき氷の絶妙なハーモニーが口の中に広がりました。これが天然氷かと納得する美味しさでした。

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菊水苑の最大の魅力は、佐野市田沼町に源を発する一級河川である菊沢川の川沿いにカウンター席が設けられていることです。清流を眺めながらの「かき氷」は、猛暑で火照った体を内と外からクールダウンしてくれました。

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かき氷は、断熱性の高い中空の専用容器に盛られていました。こうしてみると、最初はミスマッチかと思われたビーカーとの組み合わせが、きわめて理に適っているものに見えてきました。

カウンター席の手前を覗いてみると、菊沢川の流れの中を多数のオイカワが泳いでいました。

さらに前方を見ると、カワウが水の中に潜って魚を捕まえていました。こんなシーンは滅多に見ることはできません。


これは菊水苑のメニュー表です。「日光天然氷のかき氷」は、基本的に税込み1000円です。日光天然氷の食感と川沿いのロケーションを考えると十分な満足感がありました。

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ところで、菊水苑で使われている「日光の天然氷」は、日光市今市にある「蔵元 松月氷室」から取り寄せています。

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天然氷の氷室は日本全国で7軒ほどあり、そのうち3軒(松月氷室・三ツ星氷室・四代目徳次郎)が日光市に集結しています。天然氷を作る条件(気温がマイナス5度前後・雪が少ない・清らかで美味しい天然水)が、日光に揃っているからです。ゆっくり凍らせた天然氷は純度が高く固く溶けにくいため、薄く削ることができ、ふわっふわの美味しいかき氷ができるそうです。


実際に冬の野外で天然氷は作られています。そんなシーンを想像しながら食べる真夏の「かき氷」は、やはり最高に「美味しいもの」でした。


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PS:帰りに菊水苑の向かいにある常連の草野さんの店(PIONE)で、お勧めのアイスコーヒー(コロンビアの中深煎り)をいただきました。コロンビアの余韻のある酸味が、かき氷のシロップの甘さを優しく中和してくれ、さらにリフレッシュすることができました。

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