top of page
IMG_4274.JPEG

​身近な風景

美味しいもの見聞録⑩

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 2025年8月16日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年8月19日

2025年8月16日(土)、足利市福居町の「和風レストラン加茂川」で、ソースが決め手のソースカツ丼足利シュウマイを注文しました。

和風レストラン加茂川は、「地球の歩き方 栃木 2025~2026年版」(2024年10月発行)の中で、ソースの香り漂うソウルフードの味として、紹介されている名店です。昭和51年(1976年)創業で、今年で49年目になるそうです。


まず、お店の一番人気メニュー「ソースかつ丼(ヒレ肉)」(1100円)が運ばれてきました。


ところで、足利市はソースメーカーが3社もある「ソースの町」としても知られています。そのうち、月星食品(月星ソース、1895年創業)日東産業(北陽千鳥ソース、1946年創業)は、家庭用のソースを製造しています。


お店の女将さんの話によると、ソースかつ丼のソースは、北陽千鳥ウスターソースをベースに、鰹だし、自家採りビーツ(カブに似た、鮮やかな赤色が特徴的な野菜)を加えて作ったお店のオリジナルソースだそうです。あっさりとした風味がヒレかつの美味しさを引き立てています。

「ソースかつ丼探偵団」というのがあるようです。


続いて、「足利シュウマイ」(3ヶ270円)が運ばれてきました。こちらもソース抜きには語れません。


足利シュウマイは、足利市のご当地グルメの一つです。タマネギと片栗粉が主材料で、肉類は入っていません。小麦粉の皮で包んで蒸しただけのシンプルな料理です。

くにくにとした食感が特徴で、タマネギの甘味が感じられますが、それだけでは味が薄いので、ソースが引き立て役として登場します。


普通のシュウマイは辛子醤油などで食べるのが一般的ですが、「足利シュウマイ」はソースがなければ成立しない、と言えるくらいソースが重要な役割を果たしています。さらに、ここにも女将さんのこだわりがあり、この店の「足利シュウマイ」には、月星ソースが合うそうです。ソースで同じ味にならない工夫が施されていることも、ソースかつ丼との相性の良さに繋がっていることを感じました。



ちなみに、足利シュウマイの由来として、WIKIPEDIAでは、眞鍋じゅんこ「いもフライ シュウマイ」(旅の手帖2016年11月号)からの記事が紹介されていました。


「第二次世界大戦後の食料不足の時代に「松崎さん」として知られていた男性がタマネギのみじん切りと片栗粉を団子状にし、半分に切ったものを串に刺し、蒸しあげてソースを掛けた料理を屋台で提供していた。その後、足利市内の店や屋台では、この団子を小麦粉の皮で包んで蒸したものを「シュウマイ」として販売することになった。」


真偽のほどはわかりませんが、戦後の食糧難の時代に、地元のソース産業を活かした足利独自のシュウマイが誕生したことは間違いないようです。通常の肉入りシュウマイとは明らかに別物でしたが、これを「シュウマイ」と称してお腹を満たしていたことに、足利人の誇りと心意気を感じました。


加茂川の店頭では、大谷石の大きなカエルが、「無事カエル」ようお見送りしてくれました。


なお、足利市のみならず、お隣の佐野市には、早川食品(ミツハソース、創業1936年)半久食品工業(マドロスソース、創業1958年)、さらに栃木市には、蔵の街ソース林屋本店(蔵の街ソース、創業90年以上)があり、ソースを使ったソウルフード(いもフライ、焼きそば)が地元で愛され続けています。ちなみに、個人的に一番好きなソースは、早川食品のフルーツソースミツハソース何にでも合うクラフトソース(職人気質のソース)です。


佐野のいもフライについては、また別の機会に紹介したいと思います。



PS:この記事へのコメントをいただきましたので紹介します。


しのピーさん「お腹空いてきました。私は日東産業の『激辛のたれ』が大好きです。」


けいすけさん「わたしが一番好きなソースは、『ビンゴソース』です」

→私もネットで注文してしまいました。今日届きました(19日)。スパイスの利いたパンチのあるソースです。まさに「ビンゴ!」でした。(備後のご当地ソースです)

それぞれにお気に入りのソース(たれ)があるようですね。


また、シュウマイへのリアクションもありました。


赤羽さん「昨晩、福井駅前の居酒屋でこんなポスターが貼られていました。フクイシウマイと、いかしゅうまい「フクイシウマイを、それでも愛そう」。福井の「シウマイLOVE」な人々|特集|【公式】福井県 観光/旅行サイト | ふくいドットコム


7n3egdさん「鹿沼は『かぬまシウマイ』の聖地です。鹿沼でおすすめは安喜亭です。豚そばとシウマイはとてもいけます。」かぬまシウマイ 公式サイト


シュウマイにもこだわりがありますね。ご当地シューマイもたくさんありそうです。そもそも、表記が多様(シウマイ、しゅうまい)です。


美味しもの見聞録」、話は尽きませんね。

コメント


身近な風景

©2023 身近な風景。Wix.com で作成されました。

bottom of page