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​身近な風景

美味しいもの見聞録⑮

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 9月20日
  • 読了時間: 8分

更新日:9月26日

2025年9月19日(金)、日光市内の老舗の羊羹店2軒の「水羊羹」を紹介します。9月11日(木)に「綿半(わたはん)」、9月18日(木)に「三ツ山(みつやま)」の水羊羹を購入しました。

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日光は、水羊羹の聖地です。同じ通りに何軒もの羊羹店が出店しています。ここは「羊羹ロード」とも呼ばれているそうです。これまでに「鬼平」の水羊羹を紹介しましたが、それ以外のお店の水羊羹を順次、紹介します。美味しいもの見聞録⑤


まずは、「綿半」(9月11日)です。

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5本入り900円です。包装紙の中から、しっかりした紙箱が出てきました。


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中には、5本の水羊羹が入っています。


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「綿半」推しの地元の方は、「綿半の水羊羹は豆(小豆)の味がする」と言っています。実際に食べてみると、するっとしたのど越しの良さはもちろんですが、それだけではない、羊羹としての味わいがしっかりとありました。これは、水羊羹に何を求めるか、によって好みが分かれてくるかもしれないと思いました。


続いて、「三ツ山」(9月18日)です。

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看板からも水羊羹が「看板商品」であることが伺えます。


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包装はレトロな感じで、シンプルです。こちらも5本入り900円です。


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お店の方に、ここの水羊羹の特徴は何かと聞いてみました。しばらく考えた後、「うちの水羊羹は、味が濃いのが特徴です」と答えてくれました。実際に食べてみると、あっさりとした甘さというよりも、しっかりとした甘さがある、という感じでした。しかも、水羊羹としての喉越しの良さとのバランスはとれてます。この味が好き、という方は確かにいると思います。


PS:昨日(9月20日)、たまたま日光市の市街地出身の方に出会いました。推しの水羊羹店はどこか聞いてみると、「母がよく家で水羊羹を作ってくれたので、買うことはあまりないです。しかし、日光のお土産として人にあげる場合は、「三ツ山」さんだったら、まず間違いはないですね。」という答えが躊躇なく返ってきました。他の水羊羹屋さんについても聞いてみましたが、「三ツ山」推しは揺るぎませんでした。


日光では、それぞれの方にとっての究極の「水羊羹」があるようです。


今回は、2つのお店の水羊羹を紹介しましたが、両方とも美味しいことは間違いない上で、はっきりした個性があることに驚かされました。「水羊羹の聖地」日光の奥深さを感じました。


実は、まだまだ水羊羹を作っている羊羹店があります。

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三ツ山羊羹店の向かい側にある老舗の「吉田屋羊羹本舗」は今日は店休日でした。

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また、以前の美味しいもの見聞録で、「絶対食べてみて」と推薦された「ひしや」さんもあります。「ひしや」さんに営業しているか電話したところ、「今、腰を痛めていて、しばらくお休みしています。せっかく電話してくれたのに申し訳ありませんねえ」と、おばあさんがとても丁寧な対応をしてくださいました。


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ところで、「羊羹ロード」の一角には、「おいしい水」が湧き出ていて、自由に飲める休憩所がありました。

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飲んでみると、確かに美味しかったです。癖がなく、するっと体の中に入って行く感覚でした。これは水羊羹の食感に似ているなあ、その時本当に感じました。

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水羊羹には「おいしい水」が欠かせません。これも日光が「水羊羹の聖地」となった要因の一つであることは間違いないでしょう。


日光の水羊羹をめぐる「美味しいもの見聞録」はまだ続きそうです。



PS:その後、この記事を見た多くの方からラインでコメントをいただきましたので紹介させていただきます。


日光の篠崎さん

「我々には水羊羹は日常的なもので、特に注意を払っていませんでした! 東京の人は、水羊羹は「夏の食べ物」だと思う人が多いですが、我々、日光人には「冬の食べ物」なんですよね。」

→日光人の生の声を聞かせていただきありがとうございます。水羊羹は「冬の食べ物」なんですね。初めて知りました!


日光のyukaさん

「水羊羹は美味しいですよね。他県から日光に来ると、冬でも水羊羹を食べるの?という印象です。日光の文化なんですね。稲荷町出身の子に聞いたら、やはり「三ツ山」の水羊羹は味が濃く、小豆の味が感じられると。ちなみに彼女の推しは「鬼平」で、ツルッとした喉越しがよく、さっぱりした味が好みだそうです。」

→貴重な情報ありがとうございました。日光の文化としての水羊羹に、ますます魅力を感じました。


keipie さん

「小豆がずっしり入っていて美味しそうですね。餡子や小豆系は大好きなので食べてみたいです。栃木市役所一階の東武にも出店している御菓子処金枡屋で、羊羹が食べたくなり買ってきました。」

→素敵な写真まで送っていただき、ありがとうございます。美味しそうですね。食べたくなった時に食べるのが一番美味しいと思います。私は、金枡屋の「かりんとう」が好きです。

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7n3egdさん

「いいですね! 自分はよく「鬼平」の水羊羹を買ってしまいます♪」

→よくわかります。私もそうでした。でも、これからはその時の気分で、どこにするか考えるかもしれません。


赤羽さん

「日光の水羊羹、たくさんお店があったのですね!? 「鬼平」の水羊羹しか知りませんでした。綿半や三ツ山、今度購入してみます。」

→ありがとうございます。是非挑戦して見て下さい。お店によって定休日が違いますので、お気を付けください。


ひとみさん

「私も水羊羹が大好きで、日光に行ったときは必ず「三ツ山」さんか、「鬼平」さんのものを買っています。昨年、大学の先生に、日光の「おしやま」さんのあずき豆腐も美味しいと勧められました、水羊羹とは違った食感でそちらも美味しかったです。」

→なるほど、水羊羹以外にも美味しいお菓子がたくさんありそうですね。貴重な情報ありがとうございます。


マロたんさん

「私も先日、日光周辺に行きました!あまり時間がなかったので、水羊羹を買いたかったのですが、買わずに帰ってきてしまいました。やっぱり、買うべきでしたね!!!」

→大丈夫です。また機会はいくらでもありますから、その時、お買い求めください!


滋賀のケンさん

「わたしも最近はあんこ大好きです。あんこの旨さは年のせいもあるのでしょうか。

→年は関係ないと思います。もともと好きだったことに気付いたのではないでしょうか。


かわまたさん

「日光が水羊羹の聖地だとは知りませんでした。日光の羊羹ロードの水羊羹、一度食べてみたいです、」

→ありがとうございます。一度と言わず、羊羹ロードの常連になってください。


あらたさん

「美味しいですよね。私もダイビングをする時のおともは羊羹です。唇の塩気と羊羹の甘さで、すごくいい感じになります。」

→羊羹は美味しいだけでなく、消化も良く、エネルギー源としても欠かせないですよね。


あけみさん

「水羊羹は私も大好きです。今度買いに行ってみたいと思います。」

→是非、お気に入りのお店を見つけてください。


しのぴーさん

「お店によって味が違うんですね。勉強になりました。」

→実は私も、水羊羹はどこも一緒だと思ってました。


あらいさん

「水羊羹、つるんと冷たくて上品な甘さがいいですね。下野市内にも、曙フーズという和菓子工房があり、そこの直売所で売られている水羊羹が美味しいと聞いたことがあります。まだ食べたことはありませんが、いつか機会を見つけて購入したいと思います。」

→日光以外でも美味しい水羊羹はありそうですね。是非、食レポをお願いします。


たかしさん

「日光の水羊羹ですね。次回はゲットしたいです。」

→高校生の課題研究で、水羊羹で町おこしも行けそうですね。「水羊羹スタンプラリー」よくないですか?


えりだびんちさん

「日光水羊羹ロードで、食べ歩き商品とかあったら、それぞれのお店に寄って食べ比べしたいー!」

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→なるほど、いいアイディアですね。キャラクターまで作っていただきありがとうございます。キャラクター名は『えりりん』だそうです。せっかくですので、AIで「水羊羹を食べる」動画を作ってみました。


たかはしださん

「水羊羹でこれだけの記事を書いている人を始めて見ました。今度、日光方面に行ったら買って見ます。」

→ありがとうございます。しかし、これでも水羊羹の世界の氷山の一角にすぎません。今後も、お付き合いいただけると嬉しいです。


あらいさん(追記)

「本日、曙フーズの直売所に水羊羹を買いに行ったのですが、残念ながら今季は販売終了とのことでした。」

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→日光では、水羊羹は「冬の食べ物」ですので、どうしても水羊羹が食べたくなったら、日光に行くしかないでしょうね。そこが、「水羊羹の聖地」たる所以かもしれません。


日光のyukaさん(追記)

「日光の水羊羹ロードで購入するのが醍醐味ですが、今市にある道の駅日光「日光街道ニコニコ本陣」でもいくつかのお店の水羊羹を買うことができます! プチ情報です!!」

→これは耳寄りな情報ですね。道の駅日光「日光街道ニコニコ本陣」はいつも駐車場が一杯で躊躇していましたが、yukaさんのアドバイスとあれば、遠くに車を停めてでもチャレンジしてみます。


若林さん

「日光は水羊羹有名ですよね。そんなにお店によって味が違うもんなんだ!先生の食レポを見て、明日にでも買いに行きたくなりました♡」

→そう言っていただけると嬉しいです。水羊羹屋さんに、かなり貢献している気がしてきました。


水羊羹でこんなに盛り上がるとは思っても見ませんでした。老若男女を問わずに好まれる優しい味わいの水羊羹は「日本人のソウルフード」なのかもしれません。さらに、年間を通して、水羊羹界に君臨するのが、「水羊羹の聖地」日光なのではないでしょうか。


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